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旅をする生態系

知っているようで知らない自然のこと

チャールズ・ダーウィン 〜 生物多様性の成り立ち 〜

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2月12日はチャールズ・ダーウィンの誕生日です。ただし200年以上昔の1809年のことです。ダーウィンは自然選択による生物の進化(=進化論)を唱えた「種の起源」の著者であり、現代生物学の礎を築いた人物です。NHKの自然番組「ダーウィンが来た!生きもの新伝説」はダーウィンの名を関しており、同番組に出演するキャラクターのモチーフにもなっています。

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 大辞林第3版より、

しぜんせんたく【自然選択】
〔 natural selection 〕
ある生物に生じた遺伝的変異個体のうち生存に有利なものが生き残ること。集団遺伝学では,異なった遺伝子型をもつ個体が次代に残す子孫の数によって自然選択に対する有利さを評価する。ダーウィンが導入した概念。自然淘汰(とうた)。

生存に有利な特徴をもつ生物個体が生き残ることによって有利な特徴が子孫に引き継がれ、強まっていくという理論です。 キリンで例えると、首の短いキリンよりも首の長いキリンの方が高い場所の餌を食べることができました。首の長いキリンはより多くの餌を食べることのできたので生き残ることに成功しました。首の長いキリンの子は産まれながら首が長く、高い場所の餌を食べることができました。首が長いキリンが生存競争に勝利した結果、子孫はどんどん首が長くなっていったのです。これがダーウィンが唱えた自然選択(淘汰)による進化論です。

 

長い地球の歴史の中で自然選択が想像できないような長い時間スケールで続いた結果、今日の生物多様性が成立したと言われています。

 

www.afpbb.com

 

自然選択は生物多様性の成り立ちの疑問や進化の謎を解き明かす究極の理論ではありません。それでも自然の謎を解く大きな道しるべとなっていることは事実だと思います。

 

ダーウィンは自然選択以外にも数々の知見を残しています。最後に気に入っているエピソードを一つ紹介します。

 

昆虫によるランの受精についての論考(チャールズ・ダーウィン、1862年)

マダガスカルのラン科植物の花に特異に発達した長大な距( がくや花弁の基部にある袋状の突起)の形状に着目し、その距の奥から蜜を吸い得る長い口吻を持つ昆虫がいるはずだと予想した。ダーウィンの死後、この距の長さと同等の27cmの長さの口吻を持つスズメガが発見された。こうした現象を引き起こす進化の様式は、今では共進化と呼ばれている。

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